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三浦 欽也
MSエクセルの使用法
− 基礎編2 −
(サンプルデータファイル:sample02.xls)
ワークシート上に作成したデータを元に,以下のような手順で種々のグラフを作成することができる.
- ワークシート上で,元になるデータの範囲を選択する.この時,データの見出しに相当するセルも選択範囲に含めるとよい場合が多い.

- ツールバーのグラフウィザードボタン
をクリックする.
- グラフウィザード(1/4)で,グラフの種類・形式を選択する.
- 通常は,列が系列(Y),行が項目軸(X)に対応するが,それを変更したい場合,
グラフウィザード(2/4)の「データ範囲」タブの「系列」の項を「行」にする.
- 系列名,系列のデータ範囲,項目軸ラベルとして用いられるセル範囲が不適当な場合,
グラフウィザード(2/4)の「系列」タブで修正する.

- 必要に応じて,グラフウィザード(3/4)でグラフの外観等を調整する.
- グラフ専用のシートにグラフを作成する場合は,グラフウィザード(4/4)で,「新しいシート」を選ぶ.(何も指定しない場合は,グラフオブジェクトが作成され,現在のワークシートに貼り付けられる)
- [完了]ボタンをクリックする.
※作成されたグラフは,グラフツールバー等で,修正が可能である.
数式内で他のセルを参照する場合,通常は,列を表わすアルファベットと行を表わす整数を組み合わせて表現する
(→「セルの参照」)が,
このとき,列部分と行部分の一方または両方の直前に
$ 記号を付けて表記することもある(A1 に対する
$A1, A$1, $A$1 など). このような $ を付けたセル参照を絶対セル(参照)と呼び,そうでない(普通の)セル参照を相対セル(参照)という.
- 絶対セル参照の入力法
- キーボードから $
の付いた形で入力してもよいが,何らかの方法でセル参照を入力した直後に
キーを押すことで,
絶対セル参照に順次変換できる.(下図参照)

- 絶対セル参照の意味
- 通常の場合,数式が他のセルにコピーされるとき,その数式内のセル参照(相対セル参照)は,相対的な位置関係を保つように変換される(→「数式の移動・コピー」)が,
絶対セル参照の場合,$のついている行/列については変換されない(常に同じ行/列を参照する).

作成した表の体裁を整えるには,セルの書式設定を用いれば可能であるが,あらかじめ用意された複数のスタイルから選んで適当な体裁に整えることもできる.これはオートフォーマットと呼ばれる.手順は以下の通りである.
- ワークシート上の表として体裁を整える範囲を選択する
- 「書式」メニューの「オートフォーマット」を選ぶ
- 「サンプル」を参考にしながら,「表の書式」から適当なものを選ぶ
ボタンをクリックする
整えられる体裁は「表示形式」,「フォント」,「配置」,「罫線」,「パターン」,「幅と高さ」であるが,
ボタンをクリックして,
いずれを適用するか/しないかの選択が可能である.
書式をすべて取り除くには「表の書式」から,「書式削除」を選ぶ.
画像・絵などと同様に,クリップボードを経由して,
MSエクセルで作成した表やグラフをMSワードで作成した文書に貼り付けることができる.
手順もほぼ同様であるが,以下の点に注意すること.
- 表を貼り付ける場合,通常の貼り付け(「編集」-「貼り付け」)を用いると,
「MSワードの表」に変換されて貼り付けられる
(実際には「リッチテキスト形式(RTF)」で貼り付けられる).
- 「編集」-「形式を選択して貼り付け」を用いると,その他の形式
(「ワークシートオブジェクト」,「グラフオブジェクト」,「テキスト」,「図」,「ビットマップ」など)
で貼り付けることもできる.これらの形式で貼り付けられたオブジェクトは,ダブルクリックや右クリックメニューから編集できるものもある.
- 「編集」-「形式を選択して貼り付け」の際に「リンク貼り付け」を選ぶと,元になったファイルのデータが更新されたときには,
自動的に(あるいは右クリックメニューで「リンク先の更新」を選んだときに),更新される.ただしこの場合,元のファイルを削除したり移動したりすると,そのような更新はできなくなる.
MSエクセルは,他の表計算プログラムのデータ形式やテキスト形式で表現されたデータも読み書きする機能がある.
テキスト形式で代表的なものに,次のようなものがある.
(いずれもワークシート一枚のみのデータ形式となり,書式等は保存されない)
- カンマ区切りテキスト(CSV)
- テキストの一行が表の一行に対応する.
- 行中のカンマで区切られた欄が表の列に対応する.
- 文字列の両端を " (ダブルクォート)で括ることもある.
- ファイル名は *.csv とすることが多い
- タブ区切りテキスト
- テキストの一行が表の一行に対応する.
- 行中のタブ記号で区切られた欄が表の列に対応する.
- ファイル名は *.txt とすることもある
- スペース区切りテキスト
- テキストの一行が表の一行に対応する.
- 行中の空白文字で区切られた欄が表の列に対応する.
- 通常,連続した空白文字は,まとめて一つの区切りとみなされる.
- 適当な個数の空白文字を挿入して,同じ列が縦に揃うようにすることも多い.
- ファイル名は *.prn
とすることもある.
- 他の形式への変換
- データをファイルに保存するときに,「ファイル」メニューの「名前を付けて保存」を選び,
「ファイルの種類」で適当なものを選ぶ.
- 他の形式からの変換
- 「ファイル」メニューの「開く」で,「ファイルの種類」として適当なものを選ぶ.
上のようなテキスト形式の場合は,「テキスト
ファイル」を選ぶとよい.その場合,テキストを正しく列に分けるために,
「テキスト ファイル
ウィザード」が起動する場合がある.この「テキスト
ファイル ウィザード」では,
以下の手順で作業を行う.
- (1/3) (列)データの区切り方を指定する.「カンマ区切りテキスト」,「タブ区切りテキスト」では,「カンマやタブなどの…」の方,列が縦に揃っている「スペース区切りテキスト」では,「スペースによって…」の方を選ぶとよい.
- (2/3) 区切り文字または,(列)フィールド幅を指定する.
- (3/3) 区切った後の各列のデータ形式(表示形式)を指定する.
三浦欽也(miura@mail.kobe-c.ac.jp)・三浦研究室